"建築"には可能性があります
もしあなたが建築やまちづくりでお困りならば、まずはお近くの専門家へご相談ください。
抱えておられる問題や課題を見極めることで、きっと解決の糸口が見えてくるはずです。
風土計画は建築設計とまちづくりを専門とする一級建築士事務所です。40数年の豊かな経験をもとに必ずあなた寄り添い、
解決へ向けてのお力になりたいと思います。どうぞお気軽にお声かけください。
風土に根ざした空間づくり
「風土」とはその地における自然環境の総称ですが、背後には自然に対する人間の関わり方を見つめる視点があります。
客観的現象的自然環境のみを指すのではなく、人々が主体的にそれをどう捉え、どのように対処してきたのかという意味が含まれているのです。
そのことは生活の様式やさまざまな知恵として表れ、地域の文化を形作っています。多くの時間を経て得られた言わば地域の答えと見ることもできるでしょう。
私たちはこの「風土」を空間を考え計画する際の指針として掲げます。
地球環境に対する基本姿勢
地球環境の危機が叫ばれて久しくなります。本質の見えにくい多くの問題に対して、世界は今や困難な障壁をも乗越えて直ちに協同すべき段階にあります。特に環境インパクトの大きい土木建築の世界には、これまでの考え方の見直しと自然や地球環境に配慮した新しい方向への速やかな軌道修正が求められています。
このような認識のもと1990年代、あるプロジェクトを契機に私たちは地球環境問題へのアクションをスタートさせました。そして今、これらの問題に対して真摯に且つ具体的に取り組むことを基本の姿勢としています。伝統から近未来までの幅広い知恵を参考に、アイデアを形にしながら実践して参ります。
この星の希望 「循環」をキーワードとして
ものごとが永く続く、サスティナブルである、とはそこに循環のしくみが働いていることを示しています。太陽のエネルギーを蓄えた植物は、薪となり建材となり道具となり、やがては炭素へと戻ることで文明を育みながら循環します。食物連鎖も水と空気の大循環も同じです。老いと若さが一緒にあれば、人がつながり命が伝えられ知恵が継がれることでしょう。
建築やまちづくりには社会の持続性に貢献する力と可能性があります。
私たちは「循環すること」を大切に取り組んで参ります。
なぜ残すのか
古いモノだから残すのではない めずらしいから残すのではない
人間が 人間らしい生活をするために どうしても必要だから残す
人がつくって 人がそだて 自然とともに生きる われわれの創造物
それをこわしてはならない
恋人どうしが愛を語るのに 子どもたちが夢を育てるのに 働くものがつかれをいやすのに
すべての人間が未来を見つめるのに そんな「まち」がどうしても必要なのだ
人間がつちかってきた営みを この肌で感じ この目で見ることが
人間らしい生活につながる (中之島を守る会/大阪)
幸せへの貢献
幸福観は人それぞれと言われますが、信頼や友情、健康や安心、愛と感謝と平和、などは全ての人に共通するゆるぎない幸せではないでしょうか。
人や社会がこの「共通幸福」を志向していると信じ、建築や地域づくりを通して世の中の幸せにどのように貢献できるのかを常に課題といたします。